開業資金調達で一般的な銀行融資ですが、運送業に対しては審査が厳しい傾向です。

銀行融資の注意点

 

開業に必要な資金は銀行から融資を受けると良いでしょう。
私も起業時には銀行から融資を受けており非常に助かった経験があります。

 

ですが、銀行は気軽に融資をしてくれないため戦略をまとめておく必要があるのです。
どのように収益を上げていくのか、会社を経営する素質が試されると言って良いでしょう。

 

情熱や熱意だけでは決してお金を融資してくれません。
論理的な経営者の思考で運送業を語らなければいけないのです。

 

そこで、銀行融資を受ける際の注意点を紹介して行きたいと思います。

 

 

運送業は銀行融資が厳しい?

 

起業する際に知人から聞いたのは、銀行は運送業に対して厳しい視線を向けて来るというものです。
深刻な人手不足なのに需要が高い運送業はビジネスチャンスだと考えていた私としては意外でした。

 

しかし、内容を聞いて行くと確かにと頷ける意見が多かったのです。

 

運送業は我が身1つでビジネスを始められる訳ではありません。
トラック営業所など事前に準備するものが多いため、設備費用が自然と増えてしまうのです。

 

ガソリン代オイル代などの経費も増えるので収益化するまでが大変だと見られてしまいます。
収益化がしにくいと見られると、銀行は極端に融資をしぶるようになるでしょう。

 

また、飲酒運転などで問題を起こすと莫大な負の遺産を抱えてしまい倒産することもあります。
こうしたネガティブなイメージが先行してしまうと融資を受けられる確率が下がるのです。

 

ただし、あくまでもこれはイメージの話であり、事業計画書資金の流れをしっかりとまとめておけば問題ありません。
事実、私は銀行から融資を受けることに成功しているので、準備さえすれば大丈夫でしょう。

 

また、銀行での融資が受けられるくらいの準備ができるならば、日本政策金融公庫などの公的機関からの融資を検討してみるのも選択肢に入ってくるでしょう。
銀行融資同様に相応の準備と時間はかかりますが、より安い金利で融資を受けることが可能となります。

 

銀行融資で注意する点

 

銀行から融資を受けるなら、これから私が紹介する点に注意するようにしてください
なぜなら、私はこの部分を銀行から指摘されて資料を作ることになったからです。

 

前述したように運送業は収益化するのが大変だと思われています。
設備費用運転資金が増えやすいため、それがビジネスとしてネックだと見られてしまうのです。

 

そこで用意したいのが必要な運転資金の資料です。

 

銀行に提出する運転資金の資料

毎月いくらの運転資金が必要で、売上はどのぐらいになる見積もりなのかをまとめると、利益の数字も見えて来ます。
人件費家賃代ガソリン代からトラックの整備費用まですべて洗い出して資料にしましょう。

 

事業計画書、賃借対照表、損益計算書、こうした資料をしっかりと作れば銀行融資は約束されたも同然です。

 

 

清潔な服装で融資を申し込む

スーツで申し込むイメージ

元々サラリーマンだった私は銀行融資の際にスーツを着て挑みました。

 

その際、窓口担当の人から運送業なのにスーツを着ているのは珍しいと言われたのです。
運送業の融資の場合、多くの人が汚れた作業着や私服で来ることが多いようです。

 

お守り程度のことですが、清潔な身だしなみを心掛けることで融資の確率がアップするかもしれません。

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