燃料費は運送業の絶対的なコストですので、高騰による倒産のリスクは常にあります。

倒産危機①燃料費の高騰

私がサラリーマンを辞めて運送業で独立起業するまで様々な課題がありました。
資格を得るために勉強したり、法律的な対応をしたり、必死に勉強しながら懸命に進んだのです。
運送業で起業するのは決して楽な道のりではありませんでした。

 

しかし、無事に開業出来た時の喜びは人生で最大の達成感です。
これから忙しくなりつつも人手不足の運送業界で稼ぎまくるつもりで息巻いていたのです。

 

ですが、本当に大変なのは運送業が始まってからでした。
実は倒産危機を経験しており、当時は四苦八苦しながら会社の経営をして来ました。
ここでは私の失敗談として倒産危機について紹介したいと思います。

 

燃料費の高騰

運送業では人件費の次に燃料費が高くなっています。
ガソリンが無ければトラックは走れないので、まさに生命線だと言って良いでしょう。
もちろん、私自身も燃料費の大切さや価格の動向は把握していたので何も問題無いはずでした。

 

燃料費高騰によるダメージ

ですが、いざ燃料費が高騰してしまうと莫大なしわ寄せが押し寄せて来たのです。
毎月のガソリン代が想定以上に高くなっており、そこに燃料費の高騰が重なってしまいました。
結果、会社の利益を吹き飛ばす勢いで経営を圧迫されてしまったのです。

 

自分の見通しが甘かったのですが、燃料費の高騰がここまで大きな影響になるとは思ってもいませんでした。
すぐに高騰した燃料費も元の金額に落ちるだろうと希望的な観測をしていましたが、なかなか燃料費は下がりません。
こうした状態がたった2ヶ月続いただけで、従業員へ給料を支払うのがギリギリになってしまったのです。

はっきり言って倒産を覚悟するぐらい焦りました。
銀行からの運転資金の融資ファクタリングの利用など、とにかく現金を確保する方法を求めて彷徨ったのです。

 

解決策が限られている問題

燃料費高騰によるダメージ

燃料費の高騰が起こると、経営者に出来る解決策は簡単に言って2つです。

 

1つは荷物を運ぶ料金を値上げすることです。
これは会社的にもっとも簡単な方法なのですが、利用者が離れてしまう恐れが高いでしょう。

運送業を行う中小企業はたくさんあるので、料金が高い私の会社を使ってくれなくなるのは確実です。
こうした理由で、私は運送料を値上げすることは出来ませんでした。

 

もう1つの方法は従業員の給料を減らすことです。
苦渋の決断になりますし、そもそも退職されてしまう懸念もあるでしょう。

はっきり言って愚策なのですが、会社を存続させるためには仕方ない一面もあります。
とは言え、私を信じてドライバーをやってくれている従業員の給料を下げる選択肢は簡単に出来ません。

 

結局のところ、私は何の対策も行えずに耐え忍ぶ方法を選びました。
会社の経営は火の車の状態ですが、ギリギリのラインでどうにか存続させられたのです。

 

これから運送業を始める人は、燃料費の高騰に備えてしっかり現金を蓄えておくようにしてください。

 

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