高額な開業資金の確保だけでなく、運送業に必要な資格も取得しなくてはなりません。

必要となる資格と開業資金

 

私が運送業を始める上で課題になった2つの問題を紹介したいと思います。
そもそも普通のサラリーマンをしていた私は運送業に必要な資格開業資金を意識していませんでした。

 

何の知識も持っていない私がどうやって起業したかを順番に説明します。
これを理解しているのといないのでは起業までのスピード感が大きく異なるでしょう。

 

思わぬタイミングで足元をすくわれないためにも、事前に知識として情報を持っておくのが大切です。

 

 

運送業に必要な資格

資格を取得するための勉強

起業を考えた時に調べ始めたのが運送業で必要になる資格です。

 

当時の私は、トラックを運転するので自動車免許が必要になる程度の認識しかありませんでした。
しかし、運送業を行うのに必要な資格を調べると意外と多かったのです。

 

最初に必要なのが「運行管理者資格」です。

 

これはドライバーが安全に業務を遂行できるように管理する資格者のことで、要するに責任者の資格だと考えれば良いです。
長距離を移動することもあるドライバーの安全管理をするのは、運送業をやる上で必須となるのです。

 

この運行管理者資格は3日間の基礎講習を受けて、最終日の筆記テストに合格しなければなりません。

 

さらに、別途行われる運行管理者試験で合格しないといけないのです。
運行管理者試験は3月と8月の2回だけなので、そのタイミングで合格出来るように勉強するようにしましょう。

 

ちなみに合格率は30%ほどとされており、相応の努力をしないといけません。
私は運良く1発で合格出来ましたが、試験の難易度はそれほど高くないように感じました。
サラリーマン時代に勉強した経験が活きたのかもしれません。

 

もう1つ必要な資格になるのが「整備管理者資格」です。
取得方法は2つあり、1つ目は2年以上の実務経験があり研修を受講することです。

 

もう1つは1級から3級の自動車整備士技能検定に合格した場合です。
いずれかの条件を満たせば整備管理者資格を得られるので、こちらも準備するようにしましょう。

 

運行管理者と整備管理者はそれぞれ1名必要なので、信頼出来る相手に受講をお願いしてください。

 

 

運送業の開業資金

開業に必要な資金

私が起業した時のケースになりますが、運送業の開業資金はかなり必要です。

 

荷物を運ぶトラックが必要ですし、駐車場や営業所の準備も必須になるでしょう。
そうなると家賃代トラック代、その整備代金燃料費など様々な部分でお金が発生するのです。

 

起業を考えた頃の私としては少しでも出費を抑えたいと考えていました。

 

その結果、運送業の起業に掛かった資金は約770万円です。
営業所を安く手に入れ、トラックも中古を買うと資金を節約出来るでしょう。

 

一般的な運送業の開業資金としては、500万から1500万ぐらいが相場になるようです。

 

開業時の規模にもよりますが、大体の目安として見ておくと良いでしょう。
資金が足りない場合は銀行からの融資などを検討してみてください。

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