6人の従業員がいなければ運送業を開業させることはできません。

人員の確保

 

運送業を始めるのに無くてはならない存在なのが人員です。
仕事をたくさんもらっても、荷物を運ぶ人員が居なければビジネスになりません。

 

しかし、ビジネスが軌道に乗るかは未知数であり、最初から大勢の人員を集めるのを躊躇してしまいがちでしょう。
事実、私も最初は1人で運送業を始めようと思っていました。

 

ですが、運送業で一般貨物を運ぶには絶対に必要な人員が設定されており、最低でも6人いなければいけないのです。
6人の従業員がいなければ運行管理者資格整備管理者資格があっても開業できません。
必要な最低限の人員確保が運送業のカギになるので、詳しく見て行きたいと思います。

 

最低でも6人が必要

 

この人数を知った時、私はかなり驚きました。
最初は自分だけ、もしくは少人数で運送業を始めて徐々に会社の規模を大きくしていくつもりだったからです。
しかし、運送業許可を得るには最低でも6人の人員が会社に居なければならないのです。

開業に必要なドライバー

 

まず必須になるのが運行管理者資格を持った人員です。
これは私自身が資格を取得していたので問題ありませんでした。

 

次に必要な人員となるのがドライバー5名です。
運送業の許可を得るには、ドライバーが5名いなければならないのです。
私が運行管理者と兼務でドライバーをやろうと考えましたが、運行管理者とは別に5名のドライバーが必要となります。

 

このため、どんなに最小規模でも運行管理者1名ドライバー5名6名の人員が必須になるのです。
ちなみに整備管理者は兼務でも大丈夫です。

 

求人広告で人員を募集する

 

最低でもドライバーが5名いなければ運送業許可を発行してもらえません。
そこでインターネットで求人情報を記載し、ハローワークにも登録して人員が集まるのを待ちました。

 

正直、求人にお金を使うのは想定外だったので相当な痛手です。
ですが、運送業で独立起業するためにも覚悟を決めて求人広告を出したのです。

 

結果は惨敗で、広告費用だけが消えて行きました。

人員の確保に悩む様子

 

求人を見られているかどうかも分からず、なぜ人員が集まらないのかも分からず途方に暮れました。
いろいろ調べて行った結果、運送業の人手不足問題にぶつかったのです。
人手不足だからこそチャンスだと思ったのに、その人手不足が原因で開業につまずくのは本末転倒でもあります。

 

完全に私の調査が不足していた結果なのですが、どうにかしなければなりません。
私はあらゆる人脈を使い、友人に頼み込み、人員を集め始めたのです。

 

人員の確保に成功

 

調べたところ、求人の倍率は約2.5倍になっているようでした。
簡単に言うと、100件の求人に対して40人しか応募が無い状態なのです。
こうなると規模の大きい会社やより条件の良い会社に応募が集まってしまうのは仕方がないことです。

 

そこで私は、あらゆる人脈を使い、友人に頼み込んでドライバーを探しました。
多くの友人からNOと言われつつも諦めなかった甲斐があり、どうにか5名のドライバー確保に成功したのです。

 

早めの定年退職した親戚のおじさんには、今でも感謝しています。
これから運送業を始める人は、人員が最低でも6人必要なことを肝に銘じておきましょう。

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